超きまぐれに更新してます。
さて、風丸をもぐもぐしようか。
兄さんが好きです。
周りがどれほど兄さんや蜜妃を忌み児として嫌おうと蜜妃は置いておいて、兄さんを愛していました。
兄さんの優しい笑顔が好きでした。優秀な魔法使いである兄さんに俺は切片の劣等感なんて湧いたことがありません。
だって兄さんは優しいのです。いくら俺が兄さんを陵辱し、蹂躙しても、髪を切っても、体を傷つけても優しく俺を抱きしめてくれます。
だから俺は俺なりの愛をあの人に捧げました。
兄さんを嫌う親族には制裁を、兄さんを最初に犯した父を殺し、当主の座につきました。
蜜妃のことはどうでもいいとし、兄さんを俺は一人囲み守りました。
しかしどうでしょう。
兄さんは消したはずのアイツとキスをして、手をつないで、嗚呼どうして幸せそうなの?どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして!!!
「畝那、愛してる」
「ばぁか、…愛してるよロイ」
どうしてそんな顔をするの?!俺にはそんな顔見せてくれなかったでしょう!
なのに、どうしてアイツには優しくて甘い表情をするの?!嫌だ、嫌、嫌、嫌嫌嫌嫌!!俺の兄さんなのに!
「お前、仕事忙しいんでしょ?体調は大丈夫なの?」
「俺は大丈夫。畝那も、最近元気だったか?」
「ふふっ、俺は元気よ」
触らないで、俺の兄さんにっ…!その人はお前が気安く触っちゃいけない人なのに…!
「ころす」
そうだ、ころせばいのだ。
兄さんをとったあいつを。
ああ、兄さん。
今すぐ俺がアナタを助けてあげるからね。その鮮やかな色の髪紐を鮮血に染め上げて、絶望の色しか見えないようにしてあげる。愛してる、あいしてる、アイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテルアイシテル。
「ぶっ潰す」
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懐かしい話をしてあげる。
暖かい日差しを浴びた綺麗な鶯色をした瞳が私の事を見ていたの。とっても綺麗なその瞳に私はすぐに目を離せなかった。
彼はゆっくりと微笑むと手を降り去っていった。
胸がとくんとなり、暖かな気持ちになりました。
次の日、同じ場所でデッサンをしている時彼は私に話しかけてくれました。
「君の描く花々はどれも生気で満ちてるね。そういうの好きだな」
私はそう言い微笑んだ彼に恋をしました。
沢山、彼とお話しました。彼の兄弟や家族にも会いました。
彼は魔法使いだと言ってくれました。そして不思議なものを沢山私に見せてくれました。
ちっぽけな世界にいた私に沢山のものを与えてくれました。
貰ったお揃いのシルバーの手作りリングは少し大きかったけれど、大きくなったらつけようとネックレスにして私の首にかけてくれました。
二年すぎた頃、彼の誕生日にと私は知り合いの伝手を借り赤いピアスを買いにすこし遠い所にバスで向かいました。
無事に買い物を済ませ、帰りのバスに乗り込んで椅子に座り、彼の到着を楽しみにしながらプレゼントを見つめました。
瞬間、バスが大きく揺れました。
バスは反転し、窓ガラスが割れて、私の体に降りました。
辛うじて顔には刺さりませんでしたが、スカートから出ていた太ももや、心臓付近にガラスが刺さり血が溢れます。全身骨折かのように体も動きません。
唯一動く手でプレゼントを抱きしめても、一向に状況は変わるわけありませんでした。
衝撃で切れたのかリングのついたネックレスもきえました
いよいよ、私は独りきりになってしまいました。周りからは沢山の人のうめき声が聞こえます。
私はもう死ぬのでしょう。
「フォ、ン…」
愛してます、最期に会いたかったと呟き、私の人生は消えました。
沢山泣いて、自分を責めるアナタを見るのはとても悲しかったです。泣きながら私のお墓に縋るアナタの姿は忘れられません。
どれだけ心を痛めても進んではくれないアナタの姿が私の動かない心臓を痛めました。
けれど今、アナタは私と同じくらい好きな人ができました。私はそれをうれしくおもいます。
まるで体の一部のように私のピアスを着けているあなたをみるとなんだか恥ずかしいけど嬉しくおもう私もいました。
ありがとう、ありがとう、私はあなたが大好きよ。
けれど、もう一度踏み出して。
私をわすれてほしいわけじゃあない。
誕生日に会いに来てくれたら、それでいいよ。
私があなたを守るから、あなたは今大切な彼をいっぱい愛してください。
愛してる、愛してる。
貰ったリングはもう一つしかないけれど、あなたの想いは此処にあるって信じてるから。
あなたに似合う花束を
《後は、あなた次第》
懐かしい、歌うような声が聞こえた。
後押しをするような風が頬をなで、俺を包む。
「愛してたよ、フィオナ」
《おばか》
風はゆっくりと吹き始めた
人は私を臆病者といいます。不細工な引っ込み思案。
そんな私には友達なんているわけなく、兄さんや冥お兄ちゃん、冥お兄ちゃんのお友達の小さな世界で出来ていました。
ここには私を嫌いと言って罵り暴力をふるう学友はいません。
両親は死にました。白いお洋服を着た人達に殺されました。
兄さんはその人達を憎んでいます。仄暗い水底から伺うように、彼らを殺す機会を伺っていました。
兄さんはいいます、お前が必要だと。
私はその言葉に縋り、今生きています。
兄さんが私を必要とし、求めてくれている場所がある。
だからこそ、どんな痛いことにも耐えれます。
そこが私の居場所だから。
学校は嫌いです。彼らは笑って私を嫌います。理不尽な言い訳をして、嗤いながら私を突き飛ばします。痛い、嫌い、嫌い、嫌い、いたい。
先生は私を庇ってもくれません。
骨を折られた時、口の中に虫を入れられた時、トイレに顔を突っ込まれた時、なにも私を守ってはくれません。
だから、私はそれを切ります。
油断してる学友を切るのは簡単でした。先ずは叫べないように喉をかき切ります。赤く飛び出る血が黒い制服に付着しました。その色は煌々と主張するわけもなく、馴染みました。最初こそ臭い鉄の香りがしたわけで、眉をしかめました。
けれど徐々にそれは甘美で甘い香りになり、私の脳を侵食しはじめたのです。
それが私の最初の人殺しの記憶です。
これは誰にも教えれない秘密です。兄さんしか知らない秘密。
さあさあ、今日も誰かを殺します。
さあさあ、今日も甘い妄想に浸りましょう。
「冥お兄ちゃんっ」
私が笑える世界のために。
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プロフィール
HN:
冬四朗@冬雪
性別:
女性
趣味:
昼寝と勝手に叫ぶこと
自己紹介:
関西在住のニートになりたいダメ人間。最近はイナイレとRKRN、オリジナルにお熱。イナイレはもう皆嫁においで状態。RKRNは成長は組やばくて死にそう。とりあえず、みんなお嫁においで。ボカロとかもすきです。ハチさん大好きすぎて死にそう。だいたいは音楽でできています。自由気ままにバンドとかしてます。ただし、音信不通が普通です。めんどくさがりなんです。だいたい気が向いたらメールとかも返します。めんどくさいんです。
対人スキルが皆無に等しいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。ついった→http://twitter.com/toipetto
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