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超きまぐれに更新してます。 さて、風丸をもぐもぐしようか。
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うかばんねん

セナ・アヤナミという人間を視認したのは確か2年生のレイブンクローとスリザリンの試合をみた日だろう。
狡猾なスリザリンがするすると蛇のようにレイブンクローを絡め、点数を奪っているなか、奴はただひたすらにスニッチを追っていた。揺れた黒髪の鮮やかさに瞳を奪われ思わず息をのんだ。しかし、次の瞬間には彼は地に落ちていた。
スリザリンのシーカーに強烈なタックルを食らい箒ごと投げ出されてしまったのだ。
スリザリンのシーカーは見事スニッチを手に入れていて、彼は折れたであろう片腕を抱え込んで直ぐ起き上がった。

「大丈夫かい、セナ」

何故かスリザリンの教師、レオパルド先生が彼の体を支えるも彼はそれを振り払い金のスニッチを恍惚そうな表情で見つめるスリザリンのシーカーに近づいた。

「おや、穢れた血。勝った私に何か用?」
「誰が穢れた血だ。ファック!!クソ女が!今の明らかに狙いやがったな!このビッチ!!ブン殴ってやる」
「何ですって?!私を侮辱したわね!」
「先に侮辱したのは手前だ!その面今より不細工にしてやる!」

ガン、と痛そうな音が響いた。当たりはとうに静まり返って、誰もが彼とスリザリンのシーカーを見つめていた。
片腕というハンデをもちながらも足を器用に上げ、女子だろうと加減なく顔面にぶち込んでいたのだ。呆気にとられた先生たちは見事に口をあけ、レオパルド先生は急いでセナの体を抑えつけた。

「セナ!」
「糞が!誰が、穢れた血だ!」
「セナ、いい子だから、もう大人しく医務室に行きなさい。ね?」
「チッ、…はい」

印象はもう強烈すぎた。あんなのがレイブンクローのシーカーとか、もうまじ怖い。そう思って今日の試合で怪我をしたもう一人の友人の見舞いをするために医務室へ足を運んだ。



医務室の香りは、昔おばあちゃんの居た病院の香りがして嫌いだった。先ほどより幾分か落ち着いた俺は先ほどの失態に頭を悩ませながら、もう一人寝ているであろう友人を放置し座っていた女医に腕を突き出した。

「折れました」
「アンタ、今日女の子の鼻蹴ったんでしょう?駄目じゃない」
「あの女が穢れた血なんて俺にいうから。頭に血が上って。」
「アンタは、」
「普段はまともですよ」

そう普段みたいに笑い、逆に曲がった腕を女医は面倒そうに触診し始めた。
痛みは昔からさほど感じない。鈍いのだ。何があっても痛みを感じない。飼い熊のヨシモトさんにわき腹引っかかれたときも針が刺さったくらいの痛みしか感じなかった。自分でも呆れるくらい鈍いと思ってる。

見事な不完全ね

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冬四朗@冬雪
性別:
女性
趣味:
昼寝と勝手に叫ぶこと
自己紹介:
関西在住のニートになりたいダメ人間。最近はイナイレとRKRN、オリジナルにお熱。イナイレはもう皆嫁においで状態。RKRNは成長は組やばくて死にそう。とりあえず、みんなお嫁においで。ボカロとかもすきです。ハチさん大好きすぎて死にそう。だいたいは音楽でできています。自由気ままにバンドとかしてます。ただし、音信不通が普通です。めんどくさがりなんです。だいたい気が向いたらメールとかも返します。めんどくさいんです。
対人スキルが皆無に等しいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。ついった→http://twitter.com/toipetto
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