超きまぐれに更新してます。
さて、風丸をもぐもぐしようか。
フォンファ・ノワールはフランスの郊外にある閑静な街の病院で生まれ、一つしたの双子と一緒にすくすく育ちました。
社交的で、空気に溶け込み他人とすぐに仲良くなれ、味方につけれる能力を持った大変できた人間でした。
彼はある日、小さな絵描きに出逢いました。
フィオナ・ジュリエッタという少女でした。彼女と彼は出会って直ぐに恋人になりました。誠実な彼は彼女を一心に愛し、彼女もそれに応えるように彼を愛しました。
ある年の彼の誕生日の3日前の話です。
彼女は彼の誕生日プレゼントを買い、帰りのバスに乗りました。
恋人の喜ぶ顔を想像しながら家までの道のりを待つ彼女にこれからおこる事なんて一ミリも想像なんてできないのです。
彼女の乗ったバスは、意識をなくした運転手の乗ったダンプカーによって転倒、崩壊。一番近くに座っていた彼女は片足を無くし、腕に彼に渡す筈だったプレゼントを抱え死んでしまいました。
彼がその事実を知ったのは誕生日が過ぎた一週間後でした。
彼は生きる気力を一度失いました。片耳には彼女からのプレゼントの真っ赤なピアスをし、誓いをたてたリングを彼女の墓に埋めました。
勢いに任せ薬指を切り落としたこともありましたが、彼の母がそれを直ぐに縫い付けしかりつけました。
「彼女はそんなことしてほしいわけじゃない、」
彼はその言葉に響く事なく学園に戻りました。
それから彼は人が変わったように周りの人間をとっかえひっかえしはじめました。
周りの友人はそれを止めることはなく、生暖かなひとみでそれを見守りました。
それから少し経って彼はひとりの少年に出逢いました。
彼女とおなじ瞳を持ったラインハート・インガムという少年です。
彼は全ての興味を彼に注ぎました。最初こそ不器用な恋でした。知れば知るほど汚れてしまったこの手で彼を触っていいものかと彼は悩みました。
終いには【愛している】という言葉すら求めるのがおこがましいと思えるほど、彼は純粋な色をしていました。
けれど、今では彼は彼を純粋に愛する事を自らの中で真摯に受け止める事ができるようになりました。
彼、フォンファ・ノワールはまたひとつ生きる意味を見いだしました。
「ねぇ、レイ、」
「どうかしましたか?」
「んーん、レイ、愛してる」
「っ、…お、俺もです…//」
こうして彼はまた幸せになれましたとさ
(ころころまた堕ちていく)
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プロフィール
HN:
冬四朗@冬雪
性別:
女性
趣味:
昼寝と勝手に叫ぶこと
自己紹介:
関西在住のニートになりたいダメ人間。最近はイナイレとRKRN、オリジナルにお熱。イナイレはもう皆嫁においで状態。RKRNは成長は組やばくて死にそう。とりあえず、みんなお嫁においで。ボカロとかもすきです。ハチさん大好きすぎて死にそう。だいたいは音楽でできています。自由気ままにバンドとかしてます。ただし、音信不通が普通です。めんどくさがりなんです。だいたい気が向いたらメールとかも返します。めんどくさいんです。
対人スキルが皆無に等しいかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。ついった→http://twitter.com/toipetto
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